あまり考えたくはありませんが、スポーツに怪我はつきもの。少し前に、「怪我を防ごう!-Safety First-」という記事を書きましたが、今回は怪我が発生してしまった後の対応についてです。いざという時のために慌てないように、日頃から考えておきたいことです。

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重篤な状況では?
突然の息切れ、呼吸困難、意識障害などが見られた場合は迷わずに119番に電話し、救急車を呼びましょう。

全ての練習を取りやめ、コーチは役割を分担して対応します。

○1名~2名:怪我をした当人のそばで様子を見ます。
○1名~2名:救急車の到着に備えて、動線を確保します。
○1名~2名:現場から離れた場所に子どもたちを集めて状況を説明し、落ち着かせます。
さらに応援が必要な際は、混乱の無い範囲で保護者の方にも声をかけ、助けを求めましょう。


また、怪我の対処方法が分からない際は「#7119」の救急相談センターに電話する方法もあります。医療機関の紹介や、対応のアドバイス、さらに場合によっては救急車の手配など幅広く対応してくれます。


軽傷の場合は?
さて、今度は軽傷の場合。この場合の判断が意外に難しいのです。まずは練習をやめるかどうか。怪我をした子は練習から離して手当をします。怪我が起こると練習は一時中断しますし、場合によっては怪我をした子の周りにたくさんの子が集まってくるという場合もあります。

練習を一時中断してしまったら、少なくともそのメニューは取りやめましょう。怪我が起きたということは何か原因があったかもしれません。子どもたちが気分を変えられるように少し休憩を取ったあと、次のメニューにいきましょう。

怪我が起きた時の鉄則は「他の子どもたちの目線の外に怪我人を運ぶ。」ということ。特に小学生低学年くらいの年齢の子は、動揺してしまうものです。

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怪我をしてしまった子への対処は?
1、その子を泣き止ませます。
「泣かないよ。」と声をかけても泣き止みません。どこか一番痛いのかを聞き、状態を見てあげます。「どうなって痛くなったの?」「他にも痛いところはあるの?」と会話を続けることで泣き止んでくれます。

2、プレーを続けられるかどうか判断をします。
とくに怪我をしていなかった場合は、「大丈夫だ、もう少し頑張ろう」とその場でプレーを続けさせることもできます。出血や腫れが見られる場合は水ですすいだり、冷やしたりと適切な処置をしましょう。

3、プレーを続けたくないときは、休憩させしましょう。
怪我をしていなくても、プレーを再開したくなさそうなときは一度休憩させましょう。トイレに行ったり、顔を洗ってきたり、水を飲んだり・・・。転んだりぶつかったりしてしまった時に驚いて、軽いショック状態になってしまう子もいます。心を落ち着かせるためにも休憩してもらい、コーチは時々声をかけにいきましょう。

次回アップ予定の「怪我が発生したときは? -後編-」はさらにその後の対処の方法をご紹介します。