前回の「怪我が発生したときは? -前編-」では怪我が起きた直後の話を書きました。今回の後編ではさらにその後の話です。

保護者ともきちんと連携を。
怪我が発生したときに、保護者の方の手を借りるためには日頃から良いコミュニケーションをとっておくことが大切です。いつでも助けを求めることができるように、気軽に話せる雰囲気を作っておきましょう。

さらに、練習後は怪我をしてしまった子の保護者の方への報告を忘れずに。小さなかすり傷でも報告があるのとないのと印象が全く変わります。「ちょっと膝をすっちゃったけど、頑張ってプレーしたね!」と、保護者の前で子どもを褒めるのも忘れないようにしましょう。

頭を打った際は特に重要です。転んだりして頭を打った時は外傷として気づきにくいので、どの箇所を打ったのか、どの程度打ったのか、丁寧に説明をします。強く頭を打っても、その場では異常がなく、夜に「頭痛がする」「吐き気がする」など、急に症状が出ることがあります。保護者の方には必ず報告しましょう。

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2つ目の怪我を防ぐために。
ひとつ怪我が起きてしまうと、コーチの目はそちらに向きがちです。怪我のケアをするコーチと、練習を見るコーチに役割を分けて、常に他の子どもたちにも目を配ります。1回目の怪我でコーチが手薄になり、その状態で次の怪我が起きてしまうということは意外に多いのです。

コーチが1人で指導する現場は少ないかと思いますが、もしも1人で指導している場合にケアが必要な怪我が起きた際は、練習を一度止めて他の子は休憩させましょう。

また、怪我起こったシーン・メニューを記録しておくことで、怪我の危険性のあるメニューを極力避けることができるようになります。記録しておくことで怪我が多いメニューの傾向が分かりますし、他のコーチと情報を共有するのに役に立ちます。

さらに保護者の方やクラブが保険を請求するときなど、怪我が起きた日時や状況を記録しておくとスムーズに手続きができます。

記録しておくことの理由はまだあります。子どもたちは怪我をしたときのメニューやその時の様子を覚えています。自分が怪我をしたメニューを楽しくやることは難しくなり、積極的に取り組めなくなってしまいます。特に大きな怪我が起きてしまった時などは同じようなメニューは行わないようにしましょう。

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怪我をなるべく減らすためにリスクを取り除いても、怪我が「0」というのは現実的ではありません。怪我が発生してしまった時の対応をきちんと理解し、怪我が起きてもコーチが正しく対応できるように日頃から話し合っておきましょう!