スキルを効果的に習得するために。
スポーツを教える上で、重要なスキル。子どもたちにそのスポーツに興味を持ってもらうためにも、スキルを習得して、できることを増やしていくことがとても大切になります。

スキルの習得はいろいろな手法がありますが、今回はそのひとつである「SPIR」という手法をご紹介したいと思います。ポイントは簡潔さ。簡潔に子どもに伝わるように、よくありがちな長い指導は極力避けましょう。

長い話を聞くのは大人でも辛いもの。簡潔に、そして楽しくスキルを習得しましょう!

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SPIRの基本
1度に教えるのは2~3個のコーチングポイントにとどめます。初めの2~3個のコーチングポイントを習得したら次のコーチングポイントを加えていきましょう。更にそのポイントも習得したら次のポイントも加えるといった具合です。あくまでもスモールステップで、丁寧に指導していきます。

一度に全ての事柄を教えるのはよくある間違いです。同じスキルを反復練習する期間は、子どもたちがひとつひとつの要素を習得していけるように我慢が必要な時期なのです。

SPIR
メソッド

SShow-見せる-のS
・スキルの名前を言う
・スキルを一通りすべて見せる
・スキルの要点を説明しながら見せる
・3つ以下のコーチングポイントを提示する
・質問があれば受けつける
・子どもたちにコーチングポイントを見ておくように言い、もう一度実演を行う

P
Practice-練習する-のP
・すぐに練習する
・見たものをそのまま真似する
・スキルを一通りすべて練習する
・もし問題の箇所あれば修正する

I
Instruct-教える-のI
・15~30秒ずつそれぞれのグループをよく観察する
・スキルのキーポイントを繰り返し練習する
・より高度なコーチングポイントを提供する

R
Reward-褒める-のR
・努力して頑張っていれば褒める
・コーチの喜びを伝える
・みんなの努力や挑戦は価値のあることだと知ってもらう

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以上の順で丁寧に指導をしてみると、子どもたちが段階を経ながらスキルを習得していくのが実感できます。ついたくさんのフィードバックをしたくなりますが、まずは自由にプレーを試してもらいましょう。練習中に声をかけるときは特にスキルの習得が遅れている子を励ますように心がけるとグループの雰囲気も良くなり、子どもたちも気持ちよく練習ができます。

「SPIR」、参考になったでしょうか?
ぜひご自身のご指導で試してみてください。

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