試合日の声掛け
コーチの仕事は練習メニューを立てて、練習を実行するだけではありません。練習の成果を試す場、試合でのコーチングもとても大切です。今回は試合日の声掛けについてです。

「絶対に勝つ!」と意気込む気持ちは分かりますが、コーチは子どもたちの成長を第一に考えてかける言葉を選びましょう。試合日の声掛けは勝とうという励ましよりも、その試合で使うべきスキルや成長するためのアドバイスを中心に組み立てましょう。

基本的なことかもしれませんが、あらかじめ全体に何をアドバイスするか考えておきます。さらに時間がある場合は、ポジション別のグループに、個人に、どのような声掛けをすると良いプレーができるか考えておくのも良いでしょう。

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前向きになれるように
試合は緊張したり、勝たないといけない、と気が焦ったり、プレイヤーは不安な気持ちになってしまうこともしばしば。コーチは励ますようにポジティブな声掛けを行いましょう。

また、プレイヤー同士でも励まし、ポジティブな気分になれる声掛けをするように指導しましょう。

決して感情的になってはいけません。過度に批判することは、委縮してしまう可能性がありますので、冷静になってポジティブな声掛けを行いましょう。

試合時、プレイヤーはすでに興奮状態になっていることが多いものです。そのようなプレイヤーにたたみかけるように気合を入れるような声掛けはする必要ありませんし、するべきではありません。

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より良く伝わるコツ
以下に、試合日により良くプレイヤーに伝わるコツをいくつかお伝えします。試合日の声掛けも、練習や経験が必要です。プレイヤーが自分の力を試合で発揮できるように、コーチは工夫をしながら声掛けをしましょう。

・全体への声かけは60秒を超えないように注意し、シンプルなメッセージを心がける。

・試合はスキルを練習できるいい機会であるということを強調する。

・以前にも使った言葉や表現を積極的に使い、プレイヤーの理解をより深いものにする。

・試合の修正点や約束は以前に練習したものに限る

・全力を尽くすようにプレイヤーを励ます。

・ポジティブになり、勇気づける。

・話をしているときはプレイヤー全員の注意を引きつけ、きちんと集中させる

・休憩中のコメントは、プレーのコンディション、スキルの調子、上達したところ、ポジション、グループや個人的なすばらしいプレー、次のプランなどを中心に行う。

・試合後のコメントは、何が良かったか、もっと良くしたほうがいい点、相手のプレーから何を学んだか、個人のプレーでよかった点、何を学んだか、満足した部分、取り組むべきこと、次の試合更によくなるためにチームとして何を目標にするか、などを中心に行う。

試合をビデオなどで撮影している場合は、コーチの声掛けの様子も記録し、どのような声掛けが良かったか、どの部分が伝わりづらかったか、どのプレイヤーが良い反応を見せているかなど、後で振り返ることができるといいですね。

より良い声掛けで、子どもたちが楽しく積極的に試合に取り組めるようにサポートしましょう!
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