分かりやすいデモンストレーション、できていますか?
スポーツの練習をしていく中で、必ず出てくるのが改善点。その際に必要なのがコーチによるデモンストレーションです。「このようにプレーしてほしい」という見本を実際に見せるデモンストレーションは、プレーの改善点を伝えるのにとても役に立ちます。ポイントを2~3つに絞って、子どもたちに特に見てほしい部分を伝えてから、ゆっくり、何度かデモンストレーションを行います。

デモンストレーションを行う際は、子どもたちが見やすいようなポジションを取り、全員が全ての動きを確認できるようにしましょう。また、以前に書いた記事「集合の際に話を聞いてもらうには?」も参考にしてみてください。

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改善する前に現状を伝えましょう。

効果的なフィードバックを行うには、「現状はこうだけど、こうなってほしい。」という悪い例(現状の子どもたちのプレー)と良い例(コーチの理想とするプレー)の違いを強調することが大切です。

よくある改善の失敗として、現状のプレーがどうなっているかをうまく伝えられていないことがあげられます。「こうしてくれ!」と伝える前に、「君たちのプレーはこうなっているよ。」と現状のプレーを伝えてあげることが必要です。

「そうじゃないだろー!」、「何やってんだー!」とただ声を荒げるだけのフィードバックがほとんど意味をなさないことは、このブログの読者の方はすでにご存知の通りです。

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大げさに失敗しよう!
現状と理想をデモンストレーションする際にユーモアは力を発揮します。まずは現状から。例えば、ボールをキャッチする時に、ボールを見ていないからキャッチミスが起こっているというシーンを想像してみてください。

ここでコーチは全く違う場所を見てボールをキャッチしようとします。誰かにボールを投げてもらって、、、よそ見して頭にボールがポン!笑いが起こるはずです。

「これでは取れないよね。」「よそ見しながらでも、ボールの音だけを聞いてキャッチできたら最高のプレイヤーだ!」「でも、君たちはしっかりボールを見てキャッチしよう。もっと簡単にキャッチできるはずだよ。」

そして正しい、理想のキャッチを実演してみます。
「しっかりとボールを見て、、、タイミング良くキャッチ!」「最初はボールを落とすこともあるけど、さっきのよそ見でキャッチするよりもずっと簡単だ。」

「これはダメ」―失敗例―
「これがOKだ!」―成功例―
と交互に何度か見比べてもらいます。


失敗も笑って改善しよう!
「大げさに失敗する。」というのはとても大切なことです。失敗例と成功例の違いを際立たせることができるだけでなく、失敗を笑いに変えることで、プレイヤーは委縮せずに楽しく改善できるようになります。コーチの失敗よりはましだ。と自信を持ってプレーできるようになるのです。

まずは現状の失敗を大げさに取り出し、そのプレーの問題点を子どもたちと一緒に確認して、理想のプレーを説明する。その3段階で徐々に改善するはいかがでしょうか?
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