コーチが子どもたちに交じってプレーすることはとても良いことです。プレーの手本となり、一緒になって励ますことができ、実際にプレーすることでその練習メニューを体験してのフィードバックが得られます。

小学生、中学生、高校生と年齢が上がるにつれて一緒にプレーする機会は減ると思いますが、それでもウォーミングアップやウォームダウンなど、プレイヤーの様子を近くで見ることはとても良いアイディアです。

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腕ふり、ターンに気をつけよう。
低学年の子どもたちと一緒にプレーする際に気を付けてほしいのはコーチの腕ふり。成人のコーチの腕の高さは、ちょうど子どもの頭と同じ高さになります。走る際に振った腕が頭に当たってしまう事故はしばしば見受けられます。

直線に走るリレーなど、他の子と交わることのないランニングは心配ありませんが、決められたエリア内での鬼ごっこなど、衝突するリスクのあるメニューの際には、腕ふりに気を付けてスピードを上げずに走りましょう。

さらに急なターンも子どもは反応することができず、コーチにぶつかってしまうことがあります。前後左右に気を配り、いつも身の周りに子どもがいることを意識しながらターンをしましょう。

自分のそばにいる子どもは死角に入ってしまい、気が付かないことも多いです。トラックと歩行者の交通事故に見られるように、コーチと子どもの間にも死角が存在し、衝突してしまうリスクがあることを自覚しましょう。

急なスプリント、ターン、ストップ、大きな腕ふりは衝突のリスクを高めてしまいます。


すぐに対応できるスピード、バランスで。
それでもボールゲームの試合中など、気を付けていても子どもとぶつかってしまうことがあります。その際は、子どもが地面に倒れてしまう前に受け止める動作が必要です。

コーチの腰のあたりにぶつかってしまい、勢いで地面に仰向けに倒れることを防ぐために、子どもと一緒にプレーをする際は、スピードを落とし、常に体のバランスを良い状態に保っておくことで、とっさに子どもが転倒するのを防ぐサポートができるようになります。

コーチが子どもと一緒にプレーすることは、本来は安全性を高め、子どもたちもより楽しく運動することができる、指導効果の高い行為です。コーチがプレーすることで子どもたちが危険な目に合わないように、楽しくプレーしながらも常に周りに目を配り、万が一の衝突の際にも対応できるように備えておきましょう。

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