前回の記事「メニュー作りのヒント -前編-」の続きです。今回も3つのコツをご紹介いたしますので参考にしてください。

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4、そのフィジカルトレーニングは本当に必要ですか?
子どものスポーツ現場で良く見るフィジカルトレーニング。チューブトレーニングに、体幹トレーニング、そしてランニングトレーニング・・・。クラブによって必要な時期やタイミングはあると思いますが、本当に必要か定期的に見直してみましょう。

前編」の最後に書いたとおり、子どもたちが必要だと感じて自ら練習するのが本来の形。あと一歩足が出なかったからプレーがうまくいかなかった、あと少し走れたら良いプレーができた。などまずはその必要性を実感してもらうことから始めましょう。

トレーニングだ!といたずらに子どもを追いこんでしまうとスポーツに対する興味もわかなくなってしまいます。苦しいトレーニングをさせてコーチと子どもたちの主従関係を保とうとしているような現場もしばしば。これはもってのほかです。

子どもたちのスポーツは楽しむ中で自然と鍛えられていくのが理想。コーチも忙しく苦労も多いとは思いますが、練習の中で意識することなく自然とトレーニングできるようなメニューを考えましょう。


5、気候によってもメニューを変更しよう。
この時期は徐々に気温が下がり、体調を崩さないように練習するのが難しい時期です。気候によってメニューを変更するのも大切なポイントです。環境によってその日のメニューを変更するのはクラブ運営にとってとても大切なことで、特に荒天の場合は安全を最優先に活動をしましょう。

以下に例をあげました。
暑い日:長い間動き続けるメニューを避け、短時間でプレーが終わるメニューを中心に組み立てます。
寒い日:長い間列に並ぶなど、体が冷える時間を極力短くします。細かい戦術の話を避け、メニューとメニューの間を短くして体を冷やさない工夫が必要です。
風の強い日:スキルが安定しない日です。スキルにフォーカスした練習は避けましょう。細かいプレーができなくなるので、スキルミスの細かい指摘はやめましょう。また、風でコーチの指示も通りづらくなります。
雨の日:雨で濡れた後、きちんと着替えができる環境があるか確認した上で行います。雨の中での練習はとても良い経験になりますが、プレーの質は落ち、用具が重くなるなど、独特の感覚を身につける必要があります。また、コーチが話を行う際は極力雨の当たらない場所へ移動しましょう。

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6、ひとつのメニューを発展させよう。
週に1回の活動であっても、あっという間に次の練習がやってきます。フルタイムのコーチならばきちんとした準備ができますが、スポーツ指導をボランティアで行っている方など、仕事以外の時間でメニューを作るのは大変です。

そこで、ひとつのメニューからどんどん派生・発展させていき、一からメニューを作る負担を減らしていくことが大切になります。子どもたちの反応の良いメニューができたら、人数を増やす、動きを発展させる、他のスキルで行うなど、同じ系統でバリエーションを増やしていきましょう。

バリエーションがいくつも増えてくると、子どもたちの様子を見ながらとっさにメニューを入れ替えるなど、よりその日の状況に合ったメニューが提供できるようになります。

以上、前編・後編に分けてメニュー作りのヒントを書きましたがいかがだったでしょうか?スポーツは常に変化しており、ルールが変わる場合もあるため、メニュー作りは終わりのない作業となります。今後もメニュー作りのヒントとなる記事をアップしていきますので参考にしてください。

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