真似ができるように。
スポーツの上達には真似ることが不可欠です。子どもたちに「良い真似」をしてもらうために、環境を整えましょう。コーチの見本や動作を大げさに行うのは工夫の一つです。大きな動作でゆっくりとお手本を見せることで、子どもたちはそのプレーを真似しやすくなります。

すぐに真似ができるようになるとどんどん上達していきます。まずは「見本をみて真似る。」習慣をつけましょう。コーチの動作を見て真似る習慣をつけてもらうための、ウォーミングアップメニューもあります。

<コーチを真似よう!> -ウォーミングアップのメニュー-
一定のエリアでランダムにジョグをしながら、コーチと同じ動作を行います。始めは「右手で地面をタッチ!」など、声でサポートしながら動作を行いますが、慣れてきたら声を出さずに、コーチを観察しなくては真似できないようにしていきます。常にコーチの動きに注意しながら全く同じように動作を真似てもらいましょう。だんだんレベルの高い動きにしていき、最後には良く見ていても誰も真似できないようなすごい技が出ると盛り上がります。

※ジョグのスピードは上げないように注意しましょう。ランダムに走るチームメイトを避けながら別のエリアを見る(今回はコーチを見る)のは、見たものに素早く反応する良い練習ですが、スピードを上げてしまうとよそ見をしたことによる衝突の危険があります。
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コーチも「見せる」技術を身につけましょう。
コーチの動きを良く見る習慣をつけてもらったら、指導がぐっと楽になります。また、コーチの動きを見て、自分の動きに反映させることができれば、どんどん新しいことを吸収できるようになります。

中には見本の動きと同じように動くことが不得意な子もいます。そのような子のサポートになるように、見本を見せる際にはどの部分に注目してほしいかを伝え、分かりやすい説明を加えましょう。

必ず全員が見える場所で見本を行い、子どもたちが見ている位置のほうの手や足でプレーをしましょう。子どもたちが左手に集合している場合は、左の手や足で見本を見せます。コーチも右利き・左利きに関わらず両方でプレーできるようになると良いですね。


トップレベルのプレイヤーを見よう!
見本を見て、うまくなることを体感してもらった後は、さらに良い見本をみることが大切になってきます。そのスポーツで活躍しているトップチームの練習を見に行く機会を設けてみましょう。

もちろん、スタジアムやテレビで試合を観戦するのも良い見本となりますが、試合はついつい結果を意識したり、熱心に応援をしてしまったり、スキルなどには目がいきません。

レベルの高いチームの練習を見ることは、間近で良い見本を見る絶好のチャンスです。スピードや音を現場で感じることができます。さらに、プレイヤーの話を聞く態度や、雰囲気作り、練習に対する姿勢など、スキルの部分以外でも学ぶことが多くあります。

憧れのプレーを間近で見て、刺激を受け、ますますスポーツが好きになるでしょう。さらに、選手やスタッフの方と話す機会を持てる場合もあり、思い出に残る見学ができるはずです。

練習を公開しているチームも多いので是非出かけてみてはいかかでしょうか?子どもたちと一緒でなくても、コーチとして新しい発見がきっとあるはずです。
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