コーチが試合のテーマを決めて、こうやってみよう!と話をする他にも、チームでの作戦会議の時間を設けましょう。子どもたち同士でアイディアや意見を言う機会を作ると良い習慣となります。

コーチが試合のセットをしているほんの少しの時間で良いので、チームで話をする時間を持ってみてください。時間があればコーチもその輪に入って話を聞いてみましょう。話ができていないチームがあれば、コーチがリーダーとなって「どう思う?」とか、「どういうプレーをしたい?」などと、話が出るように促しましょう。
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そんなこと話したっけ?
「オレがずっとボールを持って走るから、みんなはついて来い!」
「攻めはおれがやるからみんなは守って!」

子どもたち同士の作戦会議では、コーチが一言も言っていないような作戦が出来上がります。ほとんどの場合、コーチの思惑通りにいきません。しかし、それでも大丈夫。作戦会議をして、はらはらしながら戦う。そして勝つ・負けるという経験を積んで、子どもたちは少しずつ成長していきます。

何度か作戦会議を行ううちに、コーチが言ってほしい事を言う子が出てきます。そういうシーンに遭遇したら、すかさずコーチは意見をすくい取ってあげます。「そうだ、それをやってみようと!」と盛り上げていきましょう。

さらに、どのような意見が出ても否定せず「これもいいけど、これもいいね!」と、声をかけて話し合いを活性化していきます。コーチの言うことを聞くのは練習中に散々やっています。なので、このような作戦会議ではなるべく子どもの言うことを尊重しましょう。


作戦は立てた後が大切。
さて、立てた作戦はほとんど試合中に忘れられてしまいます。これは大人の試合でも同じ。つい自分の得意なスキルに必死になってしまい忘れてしまうのです。ほとんどの場合、このような状況になってしまうので、試合中や休憩時間、また試合が終わった後に、みんなで振り返る時間を作りましょう。

「こういう作戦を立てたけどどうだった?」と聞いてみます。作戦を忘れてしまってもそこは指摘せず、次はどのような作戦を立てるべきか、など前向きな話ができると良いですね。

「作戦会議→試合中にも確認→試合後に振り返り」という流れを作っていれば、その内、クラブ活動以外の時間で作戦を考えてくる子が出てきます。「コーチ、今日は作戦考えてきたよ!」と練習の前に嬉しい報告も来るでしょう。

考えてきてくれた作戦はなるべく採用し、計画を立てたり、それをチームメイトに伝えたり、計画を振り返ったりする力を身につけることができればさらに良いと思います。


かしこまったミーティングもたまにはいいかも。
ミーティングルームでの話と練習現場や試合をつなぐには、何度もミーティングと練習を繰り返したり、スタッフ同士のコミュニケーションをより密に取ったりするなど、効果が実感できるまでには時間がかかります。

それでも、ちょっと体験してみよう!という気持ちでミーティングルームでの「作戦会議」を開くことはチームビルディングの一環として良いアイディアです。

ミーティングルームではポジティブな映像を見るようにしましょう。良いシーン、褒められるべきシーンを多く見せて、ほめるポイントをたくさん用意しましょう。個人のミスを指摘するのは大人になってから。「作戦会議」を楽しめるよう、この場にいると楽しくなるという雰囲気を作ります。

さらにコーチからの表彰も入れてみてはどうでしょうか?準備や片付けを手伝った賞、毎回みんなをはげました賞など、スキル以外の部分も改めて評価しましょう。

また、特別な雰囲気を出すために、ジュースやちょっとしたお菓子を用意して楽しい時間を演出しましょう。良いプレーを見て、自由に発言できて、クラブへの提案ができ、褒められて、その上ジュースやお菓子も!「次も是非やりたい!」と子どもたちに言ってもらいましょう。

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